ロック・バンド" JOURNEY "が1975年に発表した
初のスタジオ・アルバム
この当時のジャーニーのサウンドはプログレッシブ・ロックに傾倒した内容である
1973年、元サンタナのニール・ショーンはロス・ヴァロリー、ジョージ・ティックナープレイリー・
プリンスとともに、ジャーニーの前進である" ゴールデン・ゲイト・リズム・セクション "というイン
ストゥルメンタル・バンドを結成
同年夏にはニール・ショーンとともにサンタナで活躍していたグレッグ・ローリーが加入するが、1974年
にはプレーリー・プリンスの脱退に伴い、エインズレー・ダンバーを後任として迎え、バンドはその後
コロムビア・レコードとの契約を得る
§ Recorded Music §
1 Of a Lifetime - 時の彼方へ
2 In the Morning Day - 朝はブルーさ
3 Kohoutek - コホーテク
4 To Play Some Music - きみにイカした音楽を
5 Topaz - トパーズ
6 In My Lonely Feeling / Conversations - 悲しい気分で/会話
7 Mystery Mountain - 神秘の山
§ Band Member §
Gregg Rolie - グレッグ・ローリー( Vo,Key )
Neal Schon - ニール・ショーン( G )
George Tickner - ジョージ・ティックナー( G )
Ross Valory - ロス・ヴァロリー( B )
Aynsley Dumber - エインズレー・ダンバー( Ds )
ジョージ・ティックナーは、このアルバムを最後にバンドを脱退したため、以降のアルバムはニール・
ショーンが単独でギターを担当するようになった
後期に大成功したスティーヴ・ペリー加入のポップなロック・バンドとは大違いの音楽性である
" 時の彼方へ "はメロディがポップで、なんとなくピンク・フロイドっぽい出だしの" コホーテク " " トパ
このアルバムの段階では、方向が定まっていない" ジャーニー "である
" 俺たちには、こんなすごい演奏能力があるんだぞ "とテクニックを見せつけたアルバムだが、完全に
マニア向けの楽曲である
ジェフ・ベックのように商業性などはお構いなしに、自由奔放にプレイしているのが心地よいニール
ショーンのギターはダイナミックでシャズの要素があることもみせつけている
ニール・ショーンはバンドの中で最も若年者なので、自分をサポートしてくれる仲間達をとても気遣って
いるように感じられるし、取り巻く面々はセッション・マンとして馴らしてきた腕達者なメンバー、この
メンバーも只者ではない
グレッグ・ローリーとニール・ショーンの副業的歌唱では、やはりヴォーカルが弱いとこは否めないが
スティーヴ・ペリー体制以降の" ジャーニー "だけが" ジャーニー "ではない
もっと、評価されていいアルバムだと感じ取れる
1975年に発表された日本盤では、オリコンLPチャートで4週チャート・インし最高72位であった