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Ultimate Music Album - 極 -


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FOREIGNER - 4 -

個性はすでに確立ずみ
新プロデューサーのもとでモダンな味を打ち出した

 

デビュー・アルバム" 栄光の旅立ち "を300万枚、第2作の" ダブル・ヴィジョン "を何と500万枚、そして

引き続き第3作の" ヘッド・ゲームス "を300万枚売ったフォリナー、異人たち…合わせてアルバム・

セールス1,000万枚以上という輝ける金字塔を打ち立てた彼らにも、この第4作" 4 "制作直前にひとつの

転機が訪れた…メンバー2人の脱退である

この第4作" 4 "制作直前にイアン・マクドナルドアル・グリーンウッドが脱退

その辺の事情は当時はたいして興味がなかったが、ここで大切なのはサウンド・アンサンブルが大きな

魅力のひとつとなっているフォリナーが、4人組になったという事実だった

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§ Recorded Music §
1 Night Life - ナイト・ライフ
2 Juke Box Hero - ジューク・ボックス・ヒーロー
3 Break it Up - ブレーク・イット・アップ
4 Waiting for a Girl Like You - ガール・ライク・ユー
5 Luanne - ルアンヌ
6 Urgent - アージェント
7 I'm Gonna Win - アイム・ゴナ・ウィン
8 Woman in Black - ウーマン・イン・ブラック
9 Girl on the Moon - ガール・オン・ザ・ムーン
10 Don't Let Go - ドント・レット・ゴー

§ Band Member §
Lou Gramm - ルー・グラム( Vo )
Mick Jones - ミック・ジョーンズ( G,Key )
Rick Wills - リック・ウィリス( B )
Dennis Ellott - デニス・エリオット( Ds )

 

4

4

 

 

が、このアルバムを聴いてみて感じるのはアルバムのサウンドに関する限り、その" マイナス2 "は、

彼らにとって何の影響も与えていないということである

フォリナーの中に流れている独特の品格は、イアン・マクドナルドの持つ香りによるところが大きいと

思っていた…ひょっとしたら彼がその香りを残して去ったのかもしれないが、すでにフォリナー

基本的な個性は確立されたとみる

その個性…やはりメロディアスなサウンド・アンサンブルである

旋律譜にしたらさぞかしシンプルであろうと思われるメロディを見事なロック・サウンドに仕立て

上げるという手法、アレンジの才能が群を抜いているというべきだろう

ときには厚く、ときにはシンプルにというメリハリのある構成が見事だ

ロディアスなハード・ロックと呼んでもいいだろう

これは" ダブル・ヴィジョン "も" ホット・ブラッディッド "も" ダフティ・ホワイト・ボーイ "も" ヘッド・

ゲームス "も一貫している音楽性である

 

 

フォリナーサウンド…アルバムごとに微妙な違いをみせてきた

第1作がゲイリー・ライオンズ、第2作がフリートウッド・マックを手がけたキース・オルソン、第3作が

クィーンやカーズで知られるロイ・トーマス・ベイカーというプロデューサー制作姿勢を微妙に反映

しているのである

グループの選んだ3人のプロデューサーたちはいずれもその時代の大衆には好まれるロックとは何か

という点を慎重に検討しながらフォリナーの魅力を彼らの感覚で最大限に引き出してきた

このアルバムはAC/DCで知られるロバート・ジョン・ランジであるが、プロデューサーによってサウンド

がそう変わるものではない

AC/DCを手がけたからといって、フォリナーが俗っぽいハード・ロックに変身するはずがないことは

当たり前だが、このアルバムで" 新しさ "を感じるのはシングル・カットされた" アージェント "である

 

ニュー・ロマンティックと呼んでいいかどうかわからないが、ニュー・ウェイブ・ポップの味、ハード

かつタイトでありながら、どことなくクールな味わいを持つナンバーである

そのままならばニュー・ロマンティックなのだけれど、これにサックスの粘りがある響きが絡んで

くることと、サウンド後半になって厚くなることでグンと趣が変わってくる

これまでの大衆性、ヒットの可能性でいえば" アージェント "より" ナイト・ライフ "や" ブレーク・イット

アップ "のほうがずっとポップで衝撃的であったし、" ジューク・ボックス・ヒーロー "も強烈印象の

ドラマティックなうねりのあるハード・ロック・ナンバーに仕上げてある

米英混成のロック、異邦人、無国籍の新しいサウンドなどと呼ばれていたのが1977年

それからまだ4年しか経っていなかったが、上述の言葉が懐かしくなるほど時間の経過は速かった

それだけ世の音楽の移り変わりが激しいというわけで、キャッシュ・ボックスやビルボード誌のチャート

を見ていても目まぐるしく変わっているのがよくわかった時代であった