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Dire Straits - Love Over Gold:ラヴ・オーバー・ゴールド -

Dire Straitsの4thアルバム" Love Over Gold "
彼らの最高傑作アルバムに…

 

 

1977年6月、マークとデヴィッドのノップラー兄弟( 共にギター )とジョン・イルズリー(B)の3人は

ロンドンのアパートで共同生活をしていた

彼らはピック・ウィザース(Ds)を加えてダイアー・ストレイツを結成する

バンドの名前はピックの友人が4人の苦しい生活を見て提案した" 絶体絶命 "という意味

やっとの思い録音したデモ・テープがDJのチャーリー・レジデットのもとに送られ、興味を覚えた

レジデットが彼の番組" ホンキー・トンク "でそれらを流したところから、バンドの運命は大きく変化する

 

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§ Recorded Music §
1 Telegraph Road - テレグラフ・ロード
2 Praivate Investigation - 哀しみのダイアリー
3 Industrial Disease - 公害病
4 Love Over Gold - ラヴ・オーバー・ゴールド
5 It Never Rains - イット・ネヴァー・レインズ

§ Band Member §
Mark Knopfler - マーク・ノップラー( G,Vo )
Hal Lindes - ハル・リンデス( G )
Alan Clark - アラン・クラーク( Key )
John Illsley - ジョン・イルズリー( B )
Pick Withers - ピック・ウィザース( Ds )

  

Love Over Gold

Love Over Gold

 

 

1978年のデビュー・アルバム" ダイアー・ストレイツ "、2ndの" コミュニケ "とアルバムをヒット

させたが、過酷なツアーによりデヴィッド・ノップラーが脱退しバンドは3人組となる

3rdアルバム" メイキング・ムーヴィー "のツアー用メンバーとしてハル・リンデス(G)とアラン・クラーク

(Key)を加えて1981年7月まで長期のツアーを回ったが、8月以降年末まで活動休止、休養期間をとった

1982年、本作" ラヴ・オーバー・ゴールド "の制作を開始する

前作" メイキング・ムーヴィー "と同じくニューヨークでレコーディングされ、6月中に完成したその後は

マーク・ノップラーが音楽を担当する映画『 ローカル・ヒーロー 』のサウンド・トラックのレコー

ディングに入ったと伝えられた

 

 

" テレグラフ・ロード "

アメリカの24幹線のうちミシガン州を走る部分の別名に由来していて、マーク・ノップラーはツアー・

バスでテレグラフ・ロードを通った体験と、クヌート・ハムスンの小説『 土の恵み 』にインスパイア

されてこの曲を作った

ヒンヤリした質感ながらも、後半の盛り上がりは青白い花火が飛び散るジャケットそのものの世界を

感じさせてくれる

母国イギリスでは、このアルバムから先行シングル" 哀しみのダイアリー "が全英シングル・チャートで

2位を記録し、バンド初の全英トップ5シングルとなる

そして、この" ラヴ・オーバー・ゴールド "は全英アルバム・チャートで4週にわたり1位を獲得し

200週チャート圏内に入った

アメリカでは、このアルバムがビルボード200で19位に達し、1986年にはゴールド・ディスクに認定

日本では" コミュニケ "以来となるオリコンLPチャート・トップ100入りを果たしている

 

30歳を目前に控え、デビューするには最後のチャンスということで" 絶体絶命 "と訳したところが

興味を引いた

日本ではデビュー当時から、どちらかといえば地味で玄人受けするバンドのイメージがあった…事実

ほかのロック・バンドのような派手なパフォーマンスや演奏にも特別なインパクトはない

しかし、リーダーであるマーク・ノップラーの独特のフィンガー奏法と、鼻にかかった抑揚のない

ヴォーカル、そして何よりも彼らの甘ぬるいメロディ・ラインは、1度聴いたら忘れられない独特の

世界観を創り出している

それらは、彼らの卓越したテクニックと複雑なある種意表をついたコード進行によって紡ぎあげられた

ジャンルを超えたクロス・オーバー・サウンドに裏付けられるものだ

このアルバムはマーク・ノップラーのプロデュースでハル・リンデスとアラン・クラークも正式に加入し

5人編成に加えて、マイク・マイニエリをゲストに迎え制作されている

全5曲、アルバムとして完成度が高く、よりストーリー性の濃い内容を持つ作品といえる

個性を失わないバンド…ダイアー・ストレイツだと思った