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Ultimate Music Album - 極 -


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Yngwie Malmsteen - COLLECTION:コレクション -

ギタリスト、Yngwie Malmsteenの1991年発表のベスト・アルバム

 

ハード・ロックの歴史は、幾多の英雄によって築き上げられてきた

もちろんロバート・プラントやポール・ロジャースといった偉大なシンガーや、ジョン・ボーナム

(Ds)、ジョン・ロード(Key)など、その" 英雄 "のポジションはさまざまではあるが、ハード・ロック

いう音楽が持っている性質上ギター・プレイヤーの占める位置の重要性は極めて高く、ハード・ロック

史を彩る数多くのギター・ヒーロー伝説はひときわ大きな輝きを放っていた

ハード・ロック誕生期のジミー・ペイジジェフ・ベックエリック・クラプトンら、いわゆる" 三大

ギタリスト "を始めとして、リッチー・ブラックモア、トニー・アイオミ、といった" 70年代の巨人 "

そしてゲイリー・ムーアやマイケル・シェンカー、エディ・ヴァン・ヘイレンなどの人気プレイヤーを

含む" ギター・ヒーロー系譜 "は、脈々と流れ続けていたわけだが、そうしたなかでもとりわけ異才を

放っていたのが80年代に若き天才ギタリストとして華々しくデビューしたイングヴェイ・マルムス

ティーンであった

 

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§ Recorded Music §
1 Black Star - ブラック・スター
2 Far Beyond the Sun - ファー・ビヨンド・ザ・サン
3 I'll See the Light Tonight - アイル・シー・ザ・ライト・トゥナイト
4 You Don't Remember,I'll Never Forget - ユー・ドント・リメンバー
5 Liar - ライアー
6 Queen in Love - クィーン・イン・ラヴ
7 Hold On - ホールド・オン
8 Heaven Tonight - ヘヴン・トゥナイト
9 Deja Vu - デジャ・ヴー
10 Guitar Soro ( Trilogy Suite Op:5/Spasebo Blues ) - ギター・ソロ
11 Spanish Castle Magic - スパニッシュ・キャッスル・マジック
12 Judas - ジューダス
13 Maiking Live ( Extended Guitar Soro ) - メイキング・ラヴ
14 Eclipse - エクリプス

  

イングヴェイ・マルムスティーン・コレクション

イングヴェイ・マルムスティーン・コレクション

 

 

1963年スウェーデンの首都ストックホルムで生まれたイングヴェイ・マルムスティーンが世界の表舞台に

登場したのは83年のこと、AOR畑のソロ・シンガーでありながら、リッチー・ブラックモアによって

ハード・ロック・シーンに引き入れられてレインボーの2代目ヴォーカリストだったグラハム・ボネット

が80年代末レインボーを脱退、81年のソロ・アルバム、82年のMSG参加そして脱退という過程を経て

83年に自らのバンドとして結成したアルカトラスは、同年" ノー・パロール・フロム・ロックン・

ロール "をリリースし、その正統派ハード・ロックサウンドの見事な様式美がファンに高く支持された

とりわけ注目を集めたのは、ギタリストの超人的ともいえる" 速弾き "の凄さだったのだが、そのギタリス

トこそ当時若干20歳の若き天才プレイヤー、イングヴェイ・マルムスティーンというわけだ

アルカトラスでイングヴェイが披露したメロディアスでなめらかな速弾きは、当時の常識を完全に超越

していて、しかもクラシック音楽をベースとしたその独特なフレージングはあまりにも衝撃的だった

 

 

Making Love

Making Love

  • provided courtesy of iTunes

 

84年にアルカトラスを脱退した彼は、ソロ・アルバム制作に取りかかりスウェーデンから旧知のキー

ボード奏者のヤンス・ヨハンソンを呼び寄せ、ベースは自ら担当、ドラムスは元ジェスロ・タルのバリミ

ア・バーロウが叩き、オーディションで合格したジェフ・スコット・ソートがヴォーカルを務めて、初の

ソロ・アルバム" イングヴェイ・J・マルムスティーン・ライジング・フォース "が完成、このときの

バンドを母体としてイングヴェイは自らのバンド、ライジング・フォースを結成した

このアルバムは、当時そんな彼のソロ・キャリアの集大成ともいえたアルバムである

" ブラック・スター "と" ファー・ビヨンド・ザ・サン "は、1stソロ・アルバム収録のインストゥルメン

タル・ナンバーで、どちらもインヴェイのコンサートにおいては、重要な役割を果たし続けてきた曲で

あり、彼のサウンド・スタイルの特徴を極端に表現している代表曲である

 

アルバム" トリロジー "は、イングヴェイ自身がもっとも気に入っている作品だということだけあって

楽曲の完成度も非常に高くギター・プレイも素晴らしいし、マーク・ボールズのヴォーカルも荒々し

かったジェフとは異なる表現力がある

このアルバムからは" ユー・ドント・リメンバー " " ライアー " " クィーン・イン・ラヴ "が収録され、次作

" オデッセイ "ではヴォーカルに元レインボーのジョー・リン・ターナーを迎え、ジョーの持つメロディ

作りも加わったせいか" ホールド・オン " " ヘヴン・トゥナイト " " デジャ・ヴー "などのように、それまで

とは一味違う曲が多く含んでいる

" スパニッシュ・キャッスル・マジック "はジミ・ヘンドリックスのカバー、" ジューダス " " メイキング

ラヴ " " エクリプス "は、ゲラン・エドマン(Vo)、マッツ・オラウソン(key)、ほかを迎えたまったく新しい

ラインナップで発表した" エクリプス "からの選曲で、イングヴェイらしい北欧人らしいセンスを窺い

知ることができる