Deliver Great Music

Ultimate Music Album - 極 -


== Sponsord Link ==


ELEGY - Labyrinth of Dream:迷宮の夢 -

第3世代のジャーマン・メテル・ロック・バンド" ELEGY "のデビュー作

 

" 時代 "…いわゆる第三世代のことだった

明らかにジャーマン・メタルはハロウィン以降のバンドが確実に育ち、当時はニュー・バンドによる

新たな時代を迎えようとしていた

そうした意味で、第三世代のバンドはかなりの層の厚さで、このごのシーンの形成をしていくこと

だろう、そうした当時の新世代に第一歩をこのエレジーが示した

彼らはオランダ国籍だが、そのマインド、テイストは明らかにジャーマンそのもの、このエレジー

呈示するシリアスなヘヴィ・メタルはドイツ色をより強調したが、彼らはオランダの中でもかなりの

キャリアを持ったバンドであった

f:id:freedom126:20181216150757j:plain

§ Recorded Music §
1 The Grand Change - ザ・グランド・チェンジ
2 I'm No Fool - アイム・ノー・フール
3 Take My Love - テイク・マイ・ラヴ
4 All Systems Go - オール・システムズ・ゴー
5 Trouble in Paradise - トラブル・イン・パラダイス
6 Over and Out - オーバー・アンド・アウト
7 Labyrinth Dream - 迷宮の夢
8 Mass Hysteria - マス・ヒステリア
9 Powergames - パワーゲームス
10 The Guiding Light - ザ・ガイディング・ライト

§ Band Member §
Henk Van Der Laars - ヘンク・V・D・ラーズ( G )
Ediard A.Hovinga - エドワード・A・ホヴィンガ( Vo )
Arno Van Brussel - アーノ・ヴァン・ブラッセル( G )
Martin Helmantel - マーティン・ヘルマンテル( B )
Tony Von Der Stroom - トニー・ヴォン・ダー・ストローム( Key )
Sergej Meeuwsen - セルジオ・メウゼン( Ds )

 

Labyrinth of Dreams

Labyrinth of Dreams

 

 

結成は古く1986年、ギタリストであるヘンク・V・D・ラーズによって始まったエレジーが世の注目を

浴びたのが1987年のことである

ドイツで毎年行われるフェスティバルで堂々とグランプリを勝ち得たことだった

彼らの実力がここで認められていたということは実に大きく、さらにエレジーがいかにジャーマンぽい

かもこのドイツを代表するコンテストで優勝したというところにある

ドイツは欧州マーケットの中心であるということを考えても、彼らのサウンドがドイツのバンドと同方向

に向かっていったといっても不思議ではない

しかし、エレジーはメンバーの移動が激しく、ようやく1991年に上述したニュー・ラインナップでデモを

完成し、シャーク・レコードとのディールを交わした

そして1992年夏に、このデビュー・アルバムをドイツのゲルシンキのT&T・スタジオでレコーディングし

シーンに登場することになる

 

 

 

 

タイトルは" ラビリンス・オブ・ドリーム( 迷宮の夢 )"と決定

このアイディアは、彼らのオリジナル・ジャケットから出てきているらしい

もともと、この曲のために描かれたイラストがアジアの女性が夢の迷宮に入っていくところから、アルバム

タイトルもこれでいこうということになったらしい

ELEGYというバンド名自体" Legend of Elegy "という本から取られたギリシャの女神ということだが

この双方にもロマン漂う幻想的ムードが醸し出されている

このエレジーのデビュー・アルバム" 迷宮の夢 "には、まさにそうしたファンタジックでドラマ性のある

楽曲がテイクされている

メンバーも気に入っているという" トラブル・イン・パラダイス "や、短いバラード・ソング" 迷宮の夢 "

など完璧な形として完成させアルバムのハイライトにした

 

彼らのサウンドはクイーンズライクに近い完成を窺わせるが、やはりそこにはヴォーカルのエドワード

ホヴィンガの声質にかなりウエイトがある

ハイ・トーンを駆使するエドワードのヴォーカル・スタイルは、彼らの目指すものには欠かすことの

できない存在だった

また、" ザ・ガイディング・ライト "にはハロウィンのスタイルを導入している

ここにも" 良いものは素直に評価する "という彼らの姿勢が感じられる

ヘンクとアーノの速弾きともいうべきスリリングなギター・バトルも見事だが、その総合的なエレジー

持つセンスと才能がすべてを物語っている

このアルバム自体、一気に最後まで緊張感あふれるプレイで聴かせてしまうエレジーのハイ・クオリティな

楽曲、これこそ彼らが真性のヘヴィ・メタル・バンドの証である

先にゴメンナサイ…聴いたら頭がトラブル・イン・パラダイスw
怖いもの見たさで購入したが…やっぱりダメポだったorz