Deliver Great Music

Ultimate Music Album - 極 -


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ASIA - Live Mockba:ライヴ・イン・モスクワ -

ASIA LIVE 09 - Ⅺ - 90 MOCKBA
ギタリストにパット・スロール加入

 

デビュー・アルバム" 詠時感~時へのロマン "、続くセカンド・アルバム" アルファ "は大ヒットを記録

したわけだが、バンドを離れたジョン・ウェットンを戻し、反ウェットンのスティーヴ・ハウが脱退

後任には若きハード・ロック・ギタリストのマンディ・メイヤーが抜擢され、サード・アルバム

" アストラ "が発売されたが、商業的には大失敗に終わった

スティーヴ・ハウとのいざこざは、エイジアの方向性をどちらに持っていくか、ヴォーカル主体のポップ

路線でいくか、インストゥルメンタル主体のプログレ路線でいくのかの選択であって、バンドとその

周辺は一度はプログレ路線を目指したわけだがうまくいかず、ジョン・ウェットンを呼び戻すことで

ポップ路線に乗り変わろうとしたというのが真相のようで、もちろんそこを発火点にいさかいがあった

ことも当時ジョンが明らかにしていた

さらにジョンにとって復帰第1作になった" アストラ "は、彼にとって自信たっぷりの完成度だったのだが

失敗、そこでメンバー同士で協議の末、一時エイジアを離れて個々に活動をすることで見直しをはかろう

と決め、それぞれのソロ活動に入った

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§ Recorded Music §
1 Only Time Will Tell - 時へのロマン
2 Soul Survivor - 孤独のサヴァイバー
3 Cutting it Fine - 流れのままに
4 Days Like These - ディズ・ライク・ジー
5 Rendezvous 6.02 - ランデヴー6:02
6 The Heat Goes On - ザ・ヒート・ゴーズ・オン
7 Book of Saturday - ブック・オブ・サタディ
8 Prayin' 4 a Miracle - プレイング・フォー・ア・ミラク
9 Go - ゴー
10 The Smile Has Left Your Eyes - 嘘りの微笑み
11 Open Your Eyes - 永遠の輝き
12 Heat of the Moment - ヒート・オブ・ザ・モーメント

§ Band Member §
John Wetton - ジョン・ウェットン( Vo,B )
Geoff Downes - ジェフ・ダウンズ( Key )
Carl Palmer - カール・パーマー( Ds )
Pat Thrall - パット・スロール( G )


 

 

 

エイジアの存在を忘れていたとき、ジョン・ウェットンジェフ・ダウンズはお互いに曲作りを続けて

いた…来たるエイジア復活の日を信じて

その最初の舞台になったのが89年の西ドイツ、メンバーにとっては手探り状態でのパフォーマンスだった

ということだが、観衆の反応はよく、ここにエイジア正式復活を決意、マンディ・メイヤーに代わる

ギタリストを捜し始める

メンバー3人がエイジア入りを熱望したギタリストは、ゲイリー・ムーアだった

しかし、ゲイリーはソロ・プレイヤーとしてのキャリアを捨てることができず、この要請を固辞、その

代わりに1人のギタリストを推薦、それが新メンバーのパット・スロールであった

パット・スロールはパット・スロール・バンドを経てスタジオ・ミュージシャンとしてさまざまな

アーティストのバッキングを務める重要なバイ・プレイヤー、ルーツはジャズにありながら、いろいろな

スタイルをこなすという巾広さが、ジョンにとってはたまらない魅力だったそうだ

 

Praying for a Miracle

Praying for a Miracle

  • エイジア
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
 

 

今回のライヴ・アルバム" エイジア / モスクワ・ライヴ "は1990年11月9日、モスクワ・オリンピック・

スタジアムで収録されたライヴ作品で、監督はマイケル・ジャクソンのライヴなども手がけたパトリック

ケリーが手がけている

" 時へのロマン "で始まるショーの最初の観せ場は、新曲となっていた" ディス・ライク・ジーズ "

オリンピック・スタジアムを埋め尽くした20,000人の観衆とエイジアが一体になっての合唱はやはり凄い

ジョン・ウェットンをフューチャーする全体像が理解できるナンバー" ランデヴー6:02 "( U.K.時代に

ジョンがエディ・ジョブソンと共作した曲 )に続いての" ザ・ヒート・ゴーズ・オン "、エイジアの

レパートリーの中" タイム・アゲイン "と並ぶ大作で、このステージでも素晴らしい感動を与えてくれる

もちろん、カール・パーマーのドラム・ソロは必見

 

そして、キング・クリムゾン・ファンが涙したという" ブック・オブ・サタディ "、このナンバーを

ステージで取り上げたことについて、ジョンは意味ありげに" 人はどう思っているかは知っている

つもりだけど僕にとってキング・クリムゾンはエイジアと同じくらい新しいユニットだった "と語って

いる

ジェフ・ダウンズの素晴らしいピアノもさることながら" 嘘りの微笑み "でのジョンのヴォーカルは感動的

である

そして、大ヒット・ナンバーの" ヒート・オブ・ザ・モーメント "で幕になる

このステージ" ゴー "のパット・スロールの演奏も凄いし、ジェフのソロも美しく、それぞれに観せ場は

たっぷりで、エイジア・ファンならずとも観終わると満足できる

画像に入れた" プレイング・フォー・ア・ミラクル "で映し出される赤の広場…このときの気温は-8℃

だったそうだ