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Ultimate Music Album - 極 -


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MOUNTAIN - CLIMBING:勝利の登攀 -

MOUNTAINのサウンドが確定したアルバム
" CLIMBING - 勝利の登攀 - "

 

1968年、巨漢ギタリスト、レスリー・ウェストとイーストコーストのフォーク界やクリームのプロ

デュースで名を上げたベーシスト、フェリックス・パパラルディが知り合ったことからスタートする

1969年にリリースされたレスリー・ウェストのソロ・デビュー・アルバム" マウンテン "にはフェリッ

クス・パパラルディとN.D.スマード(ds)が参加し、その後スティーヴ・ナイト(key)を加えた4人で

マウンテンが正式に結成された

1968年8月、ウッドストック・フェスティバルに出演し、その後ドラマーがウェストの旧友コーキー・

レイングに交代する

そして、1970年にウェストとパパラルディの共作アルバムで" 勝利の登攀 "がバンドとして正式な

デビュー作になる

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§ Recorded Music §
1 Mississippi Queen - ミシシッピー・クィーン
2 Theme for an Imaginary Western - 想像されたウエスタンのテーマ
3 Never in My Life - 君がすべて
4 Silver Paper - 銀色の紙
5 For Yasgur's Farm - ヤスガー農場
6 To My Friend - 友達のために
7 The Laird - 支配者
8 Sittin' on a Rainbow - 虹に坐って
9 Boys in the Band - バンドの少年

§ Band Member §
Leslie West - レスリー・ウェスト( G,Vo )
Felix Papalardi - フェリックス・パパラルディ( B,Vo )
Corky Laing - コーキー・レイング( Ds )
Steve Knight - スティーヴ・ナイト( Key )

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彼らはメンバーの死などもあって今でこそあまり知られていないが、いわゆるハード・ロックという

ジャンルでは超一流の演奏と楽曲を多数残している

それくらい素晴らしいグループであり、ウェストの重いギターの音色と見事に組み立てられたリフの

数々を聴いてみてほしい

" 想像されたウエスタンのテーマ "はジャック・ブルースがアルバム" ソングス・ア・テイラー "で発表

した曲のカバーで、ジャック・ブルースのオリジナル・ヴァージョンも本作と同様フェリックス・

パパラルディがプロデュースしている

この、" 想像されたウエスタンのテーマ "と" ヤスガー農場 "は、このアルバムに先駆けてウッドストック

フェスティバルで演奏された

 

 

Theme for an Imaginary Western

Theme for an Imaginary Western

  • Mountain
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
 

 

本作からの第1弾シングルはウェストがヴォーカルをとった" ミシシッピー・クィーン "で全米21位と

なり、この曲は1971年の映画『 バニシング・ポイント 』の挿入歌に使用されたほか、フジテレビの番組

ひらけ!ポンキッキ 』の中でかなりの間使われた

続いてパパラルディが歌う" ヤスガー農場 "がシングル・カットされたが、コーキー・レイングは

" レスリーの声が衝撃を与えた後なのに、なんでフェリックスの歌った曲に変えなきゃいけないんだ?

" 君がすべて "を次のシングルにすべきだったと思うけどフェリックスのエゴによってそうなったんだよ "

と複雑な感情を抱いたという

その" 君がすべて "はもの凄いインパクトを持ったギター・リフを聴かせてくれる

 

インストゥルメンタル・ナンバーの" 友達のために "では流暢なアコースティック・ギターのソロを

聴かせてくれるし、全体的に重い演奏はレッド・ツェッペリンに匹敵するレベルである

それにしても、レスリー・ウェストのギターは何故こんなにグッとくるのか

適当な言葉が見つからないが、あの" 粘りつくような感じと哀愁感 "がキー・ポイントなのか、その上、

速弾きをしないから余計に際立つ

マイケル・シェンカーが影響を受けたという話は有名だが、解るような気もするし速弾きをしない

時代のゲイリー・ムーアに近いような感じもする

いずれにせよ曲の良さ・アンサンブル・叙情性を重視した曲作りを考えると、クリームの作品より耳に

残る魅力を放っているアルバムである

マウンテン、もっと評価されていいバンドだと思う

  

Climbing

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