Deliver Great Music

Ultimate Music Album - 極 -


== Sponsord Link ==


A.B.W.H. - An Evening of YES Music Plus…:イエス・ミュージックの夜 -

黄金期のメンバーによる往年の名曲を…
アンダーソン、ブラッフォード、ウェイクマン、ハウが叶えた

 

このライヴ映像は、1989年9月9日にカリフォルニア・ショアライン・アンフィシアターでのステージを

丸ごと収録したもので、もともとはアメリカのテレビ番組キング・ビスケット・テレビジョン用に収録

されたものらしい

この公演の模様は、日本でも1989年~90年にNHKの衛星放送で" スーパー・コンサート "枠で60分の

ダイジェスト版がオンエアされたが、本作はそのフル・ヴァージョンとなっている

この日のメンバーはベースがトニー・レヴィンではなく、ビルのブラッフォード時代からのパートナー

ジェフ・バーリンがトニーに代わってベースを弾いている

この後トニーは復帰したが、今となってはジェフ入りA.B.W.Hのステージというのも逆に貴重かも

しれない

f:id:freedom126:20190126143207j:plain

§ Recorded Music §
1 Opening - オープニング~青少年のための管弦楽入門
2 Jon Anderson Soro : Time and a Word - ジョン・アンダーソン・ソロ:時間と言葉
3 Steve Howe Soro : The Clap - スティーヴ・ハウ・ソロ:ザ・クラップ
4 Steve Howe Soro : Mood for a Day - スティーヴ・ハウ・ソロ:ムード・フォー・ア・ディ
5 Rick Wakeman Soro : Madrigal - リック・ウェイクマン・ソロ:マドリガル
6 Long Distance Runaraound : Bill Bruford Soro - 遙かなる想い出:ビル・ブラッフォード・ソロ
7 Barthright - バースライト
8 And You & I - 同志
9 I've Seen All Good People - アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル
10 Close to the Edge - 危機
11 Theme - テーマ
12 Brother Mine - ブラザー・マイン
13 The Meeting - ザ・ミーティング
14 Heart of the Sunrise - 燃える朝焼け
15 Order of the Universe - オーダー・オブ・ザ・ユニバース
16 Roundabout - ラウンドアバウト
17 Starship Trooper - スターシップ・ツゥルーパー

§ Band Member §
Jon Anderson - ジョン・アンダーソン( Vo )
Rick Wakeman - リック・ウェイクマン( Key )
Steve Howe - スティーブ・ハウ( G )
Bill Bruford - ビル・ブラッフォード( Ds )

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

An Evening of Yes Music Plus [DVD] [Import]【中古】
価格:22720円(税込、送料別) (2019/1/26時点)

楽天で購入

 

 

 

" An Evening of YES Music,Plus "と題された一連のツアーは、1989年7月29日のメンフィス公演から

始まって、11月30日のマドリード公演で一旦終了したが、翌1990年3月には日本公演も行った

この9月9日の公演というのは、いわばアメリカ公演のフィナーレといえるもので、ジョンを始めとする

メンバーもかなり力が入っていたようだ

マーティン&ロジャー・ディーン兄弟( ステージング )、マイケル・ケイト( ステージ&セット・

コントラクション )というイエス・ファンにはお馴染みのスタッフが勢揃いしているし、クレーンや

小型カメラを含む10台あまりのテレビ・カメラも、A.B.W.H.の動きを見事に捉えているし、特にビルの

ドラム・スティックに取り付けられた小型カメラの映像なんかも面白く観ることができる

 

 

 

ブリテンの" 青少年のための管弦楽入門 "に導かれて、ローマ法王のように両手を広げて客席後方から

ステージへ向かうジョン・アンダーソン、懐かしい" 時間と言葉 "をオープニングに選ぶところはいかにも

ジョンらしい

ジョンに続いて登場するスティーヴ・ハウも、アコースティック・ギターを携え十八番中の十八番

" ザ・クラップ "そして" ムード・フォー・ア・ディ "を得意気に演奏する

次はキーボードの魔術師、リック・ウェイクマンが登場、9台のシンセサイザーと26個のペダルに

囲まれて、得意の超速弾きキーボード・ソロを披露、手癖のオンパレードとはいえ一応" マドリガル "

から始めるあたりは、リックなりに気を遣っているようだ

そして最後に、タンバリンを片手にビル・ブラッフォードが武術家のような出で立ちで登場、その後は

シモンズのSDXを駆使したモダンな演奏を聴かせてくれる

ビルのエレクトリック・ドラムには賛否両論あるが、ある意味ではすべてがレトロなA.B.W.H.において

唯一新しい部分でもある

 

このA.B.W.Hのステージで誰もが一番期待したのは、おそらくビルがプレイするアルバム" 危機 "からの

楽曲であろう

というのも、ビルは" 危機 "のレコーディングが終了すると同時にイエスを脱退してしまったので、

ビル入りのイエス( A.B.W.H. )が" 危機 "や" 同志 "をステージで演奏するのは、このツアーが初めてと

いうことになるからだ

果たして期待通り、あの名作ビデオ" イエスソングス "での" 危機 "を彷彿させるような演奏を聴かせて

くれる

もちろん当時のような緊張感はないが、歳をとった分だけ円熟した演奏だ

以前リリースされた" イン・ザ・ビッグ・ドリーム "というビデオは、アルバム" 閃光 "のメイキング

ビデオ+ビデオ・クリップというものだったが、その目玉として収録されていた" 燃える朝焼け "の

ライヴ・ヴァージョンは、ここから流用している

 

Evening of Yes Music Plus [DVD]

Evening of Yes Music Plus [DVD]