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Ultimate Music Album - 極 -


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Dire Straits - Brothers in Arms:ブラザーズ・イン・アームス -

Dire Straitsにとって最大のヒット作
全世界でのアルバム売り上げは3,000万枚を超えている" Brothers in Arms "

 

" アルケミィ "は第1期ダイアー・ストレイツの総決算ともいえる2枚組のライヴ・アルバムだったから

バンドとしてのスタジオ・アルバムは" ラヴ・オーバー・ゴールド "依頼3年ぶりのリリースとなった

この3年間は、精力的にワールド・ツアーを行っていたようだが、84年に" アルケミィ "を発表してから

ダイアー・ストレイツは再編期に入って、バンドの活動よりもメンバーのソロ活動が目立つように

なっていた

リーダーのマーク・ノップラーは『 ローカル・ヒーロー 』に続いて『 コンフォード・アンド・ジョイ』

『 CAL 』と映画音楽に力を入れ、ベーシストのジョン・イルズリーは84年に初めてソロ・アルバム

" 回想録 "を発表している

そうしたソロ活動が一段落したところで、新旧メンバーがプエルトリコのモンセラット島のスタジオに

集まり、マーク・ノップラーとエンジニアのニール・ドーフスマンとのプロデュースで完成したのが

ダイアー・ストレイツにとっては6枚目のアルバム" ブラザーズ・イン・アームス "である

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§ Recorded Music §
1 So Far Away - 君のさよなら
2 Money for Nothing - マネー・フォー・ナシング
3 Walk of Life - ウォーク・オン・ライフ
4 Your Latest Trick - 愛のトリック
5 Ride Across the River - アクロス・ザ・リヴァー
6 The Man's Too Strong - ザ・マンズ・トゥー・ストロング
7 One World - 真実の世界
8 Brothers in Arms - ブラザーズ・イン・アームス

§ Band Member §
Mark Knopfler - マーク・ノップラー( Vo,G )
Alan Clark - アラン・クラーク( Key )
Guy Fletcher - ガイ・フレッチャー( Key,Vo )
John Illsley - ジョン・イルズリー( Vo,B )
Terry Willams - テリー・ウィリアムス( Ds )
Omar Hakim - オマー・ハキム( Ds )

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ライヴ・アルバムを発表したバンドは、それを節目として新たな方向へといく場合が多いが、この

アルバムを聴けばダイアー・ストレイツは新たな方向へと進んでいた

" ブラザーズ・イン・アームス "のサウンドは" ラヴ・オーバー・ゴールド "のようにドラマティックな

感じではなく、もっとストレートな、よりロックのルーツに近いサウンドが基本になっている

もちろんシンセサイザーやホーン・セクションなどで洒落たアレンジが行われているが、新生ダイアー・

ストレイツは、ロックン・ロールやブルース、それにフォーク・ソングやケルティック・チューンなど

オーソドックスなスタイルに則りつつ、新鮮なサウンドを作り出すことに成功している

その意味でいえば、このアルバムは" ラヴ・オーバー・ゴールド "の延長線上にあるというよりは" ラヴ・

オーバー・ゴールド "の後、83年にリリースした" トゥイスティン・バイ・ザ・プール "のシングル盤の

世界と通じるところがある

 

 

Money for Nothing

Money for Nothing

  • provided courtesy of iTunes
 

 

逆のいい方をすれば" ラヴ・オーバー・ゴールド "の後、" トゥイスティン・バイ・ザ・プール "を

ひとつのステップとして" ブラザーズ・イン・アームス "に辿り着いた

このアルバムでは、またダイアー・ストレイツのメンバーが代わっている

ギターとヴォーカルのマーク・ノップラー、ベースとヴォーカルのジョン・イルズリーのオリジナル・

メンバー、80年にバンドに参加したキーボード・プレイヤーのアラン・クラーク、" トゥイスティン… "

のころからピック・ウィザースに代わって参加したドラマーのテリー・ウィリアムスの4人は" アルケ

ミィ "のときと同じだが、アランと同じく80年にオーディションを受けてダイアー・ストレイツ

メンバーとなったギタリストのハル・リンデスがグループを脱退している

 

代わってキーボードとヴォーカルでガイ・フレッチャーが参加、マーク・ノップラーのソロ・ベンチャー

『 コンフォード・アンド・ジョイ 』や『 CAL 』にも参加していた

彼は70年代中ごろから後半にかけてロウグというバンドで活躍していたイギリスの中堅プレイヤー、

もう1人のドラマーとしてウェザー・リポートのオマー・ハキムがクレジットされている

そして、このアルバム" ブラザーズ・イン・アームス "は、6人のメンバーが中心となってほとんど

作られているが、クレジットにはないがキング・クリムゾントニー・レヴィンなどゲスト・ミュージ

シャンの豪華さも見逃せない

これほど多くのミュージシャンを起用したのはダイアー・ストレイツ始まって以来のことで、この

あたりからもレコーディングに関する彼らの新しい対応の仕方が窺えた

マーク・ノップラーの渋いヴォーカルと潤いあるギターを中心に、ほかの5人のメンバーがその周りを

ガッチリ固めたダイアー・ストレイツ、彼らの" ソリッド・ロック "は佳境に入っていた

 

Brothers in Arms

Brothers in Arms