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Ultimate Music Album - 極 -


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McDonald and Giles - McDonald and Giles:マクドナルド・アンド・ジャイルズ -

King Crimsonのオリジナル・メンバーであるIan McDonaldと
Michael Gilesによるデュオ・ユニット、1971年発表の唯一のアルバム

 

イアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズが" クリムゾン・キングの宮殿 "1枚でキング・クリムゾン

を脱退後、1970年に制作した2人名義の最初で最後のアルバムで、主なメンバーはマイケル・ジャイルズ

の弟であるピーター・ジャイルズやスティーヴ・ウィンウッドなどで、ここにはメタリックなギター・

リフはなく、あるのはブリティッシュ・フォーク/ジャズをベースにした各メンバーの対話である

しかし、それらは緻密に構成され、驚異的演奏力に裏打ちされている

あるときはリラックして、あるときはユーモラスに、またあるときは緊張感に満ちて、こんな音楽が

やりたければキング・クリムゾンをさっさと脱退してしまうのも無理もない

クリムゾン・ファンのみならず、すべての音楽ファンに聴いてもらいたいアルバムである

 

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§ Recorded Music §
1 Suite in C - 組曲ハ長調
2 Flight of the Ibis - アイビスの飛行
3 Is She Waiting - イズ・シー・ウェイティング
4 Tomorrow's People - 明日への脈動
5 Birdman - バードマン

§ Band Member §
Ian McDonald - イアン・マクドナルド( Key,G,Vo )
Michael Giles - マイケル・ジャイルズ( Ds )
Peter Giles - ピーター・ジャイルズ( B )
Steve Winwood - スティーヴ・ウィンウッド( Key )

 


 

 

 

大衆音楽分類学上かつてフォーク・ロックという分野があり、このマクドナルド・アンド・ジャイルズの

音楽は、まさにこの範疇にピタリと当てはまるものである

ブリティッシュ・フォークの根っこを確固として持ちつつ、それを一体どのように表現したら自らの

そして時代の観衆の要求に叶うかを真剣に追求した結果がこのアルバムに収められた珠玉の楽曲群である

何といってもメンバー全員の演奏能力の卓越が驚異的、イアン・マクドナルドのギターやリードは

いうまでもなく、マイケル・ジャイルズのドラムはリズムのキープという領域を遥かに超えた凄みが

あり聴いていて戦慄を覚えるほど、楽曲は静かで叙情的な雰囲気を基本として緻密に構成している中

ところどころにビックリ箱が巧妙に散りばめてあって、5曲46分の間まったく飽きることがない極めて

厳密な意味でブリティッシュ・フォーク・ロックの真骨頂といえる傑出した作品である

 

 

 

 

 

(F) Birdman - The Reflection

(F) Birdman - The Reflection

  • Ian MacDonald & Michael Giles
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes
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イアン・マクドナルドは優れたマルチ・プレイヤーでメロディを大切にし、アイディアにあふれた

サウンドを展開している

その独特のリズム感覚には、ピーター・ジャイルズの柔軟なベースも大いに貢献、さらにマイケル・

ジャイルズの手数が多いのにうるさくない絶妙なドラムスが光る

1曲目" 組曲ハ長調 "でのスティーヴ・ウィンウッドによるどこか遠くに連れて行かれそうなオルガンの

音色も本作の重要なポイントとなっている

そしてレコードではB面をずべて占めている" バードマン "、マクドナルドの恋人が描いたというサイケな

インナー・ジャケットを眺めながら聴けば飛べると、当時は言われていた

その柔軟でどこまでも広がっていくようなサウンドには、創造力をかきたてられる

セカンドが期待されたグループだったが、その後マクドナルドはフォリナーに参加、ジャイルズは

レオ・セイヤーのバックを務め活動したものの、このような作品を制作してくれたことはなかった

 

ジンジャー・ベイカーキース・ムーンに負けず劣らず、聴けばすぐわかるドラミングがマイケル・

ジャイルズ、彼の演奏を聴けるだけでも至福なのに歌ってもいる

マイケル・ジャイルズのソロを聴けばわかるのだが、ヴォーカリストとしても捨てがたい魅力がある

キング・クリムゾンのブレーンといえばロバート・フィリップ、ピート・シンフィールドだが、

イアン・マクドナルドやマイケル・ジャイルズがこれだけの構成力あるアルバムを残せたというのは

奇跡みたいなもので、グレッグ・レイクも含めてどれだけ有能なメンバーが集っていたのかと思う

キング・クリムゾンのファーストが、どれだけ世界を悲観的に眺められるかという一種の我慢大会で

あったのに比較して、このアルバムは開放的な明るさが基調になっている

 

Mcdonald & Giles [HDCD]

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