JOURNEYのヴォーカリストだったSteve Perryのソロ・アルバム2作目
ファースト・ソロから10年ぶり、" Raised on Radio "から8年ぶりのアルバム
" ストレンジ・メディスン "は、1994年にコロムビア・レコードからリリースされたスティーヴ・
ペリーの2作目のスタジオ・アルバム
ジャーニーの実質的解散に続く8年間の沈黙を破って、スティーヴ・ペリーはこのアルバムで脚光を
浴びた
このアルバムでスティーヴ・ペリーは1994年~95年にソロ・ツアーを行っている
§ Recorded Music §
1 You Better Wait - 遙かなる時
2 Young Hearts Forever - 永遠の思い
3 I Am - アイ・アム
4 Stand Up ( Before It's Too Late ) - スタンド・アップ
5 For the Love of Strange Medicine - ストレンゲ・メディスン
6 Donna Please - ドナ・プリーズ
7 Listen to Your Heart - リッスン・トゥ・ユア・ハート
8 Tuesday Heartache - チューズディ・ハートエイク
9 Missing You - 忘れぬ君へ
10 Somewhere There's Hope - 明日に向かって
11 Anyway - エニウェイ
For the Love of Strange Medicine
- アーティスト: Steve Perry
- 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
- 発売日: 2006/10/03
- メディア: CD
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サンフランシスコ・ベイエリアのミュージシャン仲間のサミー・ヘイガーがチクっている
サミー・ヘイガーによると、スティーヴ・ペリーは歌をワンフレーズに区切ってレコーディングを
していたらしい( ひとつの歌詞にも完璧を求めている )
ジャーニーやTOTOが" 産業ロック "といわれていたが、普通に歌っても上手いヴォーカリストが、ここま
でやれば" 産業ロック "といわれるのもムリはない
この" ストレンジ・メディスン "、スティーヴ・ペリーの完璧主義ぶりが発揮されているアルバムだ
軽さを感じた前作" ストリート・トーク "に比べると、わざとらしいくらい派手な音になっていて
スティーヴ・ペリーの生ブレスまで聴くことができる
長年ジャーニーのフロント・マンでいただけに" ひとりジャーニー "感も…
それにギターを弾いているリンカーン・ブリュース…なかなかのテクニシャンだ
ポジティブで力強いロック・チューンの" 遙かなる時 " " スタンド・アップ "に、しっとりとした雰囲気の
バラード" アイ・アム "、ソウルフルな歌唱の" リッスン・トゥ・ユア・ハート "、心温まるバラード
" 忘れぬ君へ "、ブルージーな味わいで深いスロー・チューンの" 明日に向かって "と楽曲・歌唱とも
素晴らしい、ジャーニーのときもそうだが、とにかくサンドはド派手
あのマイケル・ランドーをひつこくバンドに誘ったらしいが、残念ながらこのアルバムには参加してない
ハード・ロックを求める人には、ちょっと物足りないかもしれないが、スティーヴ・ペリーの素晴らしさ
をしっかり堪能できるアルバムになっている
バンド・メンバーは、ほぼ無名の若手中心に組んでいることもあり勢いと張りを感じるものの演奏自体
記名性が高くないこともあり、やはりスティーヴ・ペリーの圧倒的な歌唱力の前には影が薄いような気が
ただ、楽曲についてはジャーニーほど向こう受けするキャッチーさはないものの、非常にエモーショナル
な歌詞と、何度も聴くと味わい深いメロディが多く、聴き込むほどに魅力が増す印象である
歌の表現力は、やはりスゴイものがある
アルバム内に彼のメッセージがクレジットされている
" 長い間待てせてゴメンね "…スティーヴ・ペリーの優しい人柄が出ているコメントだ