究極のユーロ・ビート…全22曲
1980年代から90年代にかけて日本のディスコからラジオにかけて巾広いリスナーを魅了した" PWL "
このアルバムがリリースされたとき世界的な再評価も加わって、ダンス / ポップ・ミュージックの
ブランドとして当時のファンだけではなく新しい世代にも支持された
この" PWL "は" ピート・ウォーターマン・リミテッド "の略称が示しているように、名プロデューサー
ピート・ウォーターマンのプロダクション
その看板プロデューサーは、ピートがマイク・ストックとマット・エイキントンをパートナーに迎えた
ストック / エイキントン / ウォーターマンのトリオだ
60年代のモータウン・サウンドを支えたホランド / ドジャー / ホランドを意識した彼らは、世代を代表
する人気アーティストたちのヒット・メーカーとして大活躍
ピートは自らのレコード会社、PWLレコードも設立してカイリー・ミノーグやジェイソン・ドノヴァンと
いう二大スターを世界に送り出していた
このアルバムは、ヒット・ファクトリーとして80年代から90年代初頭に一世を風靡したPWLの名曲を収録
さらに根強い人気を誇っていたイタリアのユーロ・ビートの名曲もフューチャーした嬉しい内容になって
いる
§ Recorded Music §
1 Together Forever : Rick Asrley
トゥゲザー・フォーエヴァー : リック・アストリー
2 Toy Boy : Sinitta
トイ・ボーイ : シニータ
3 I Should Be So Lucky : Kylie Minogue
ラッキー・ラヴ : カイリー・ミノーグ
4 I Heard a Rumour : Bananarama
アイ・ハード・ア・ルーマー( 噂 ): バナナラマ
5 Never Gonna Give You Up : Rick Astley
ギヴ・ユーアップ : リック・アストリー
6 Love in the First Degree : Bananarama
第一級恋愛罪 : バナナラマ
7 This Time I Know It's for Real : Donna Summer
イッツ・フォー・リアル : ドナ・サマー
8 I Only Wanna Be with You : Samantha Fox
二人だけのデート : サマンサ・フォックス
9 Too Many Broken Hearts : Jason Donovan
ブロークン・ハーツ : ジェイソン・ドノヴァン
10 G.T.O. : Sinitta
G.T.O. : シニータ
11 Nothing's Gonna Stop Me Now : Samantha Fox
ストップ・ミー・ナウ : サマンサ・フォックス
12 Whatever I Do ( Wherever I Go ) : Hazell Dean
気分はハイ・エナジー : ヘイゼル・ディーン
13 Sky High : Jigsaw
スカイ・ハイ : ジグソー
14 Especially for You : Kylie Minogue & Jason Donovan
エスペシャリー・フォー・ユー : カイリー・ミノーグ&ジェイソン・ドノヴァン
15 Help Me : Mela
ヘルプ・ミー : メラ
16 Give Me Up : Michael Fortunati
ギヴ・ミー・アップ : マイケル・フォーチュナイ
17 Got to Be Your Lover : Taco
ガット・トゥ・ビー・ユア・ラヴァー : タコ
18 Into the Night : Michael Fortunati
イントゥ・ザ・ナイト : マイケル・フォーチュナイ
19 Upside Down : Coo Coo
アップサイド・ダウン : クー・クー
20 Jive Into the Night : Green Olives
ジャイヴ・イントゥ・ザ・ナイト : グリーン・オリーヴス
21 Boom Boom Dollar : King Kong & D.Jungle Girls
恋のブン・ブン・ダラー : キング・コング&ジャングル・ガールズ
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∈ Rick Astley( リック・アストリー )∋
" ギヴ・ユー・アップ "リックの放った名曲というだけでなく、80年代のPWLの素晴らしさをシンボ
ライズするナンバーといえる
全米でNo.1に輝いただけでなく日本でも大ヒットとなったこの曲の成功で、ファースト" ホエネヴァー・
ユー・ニード・サムバディ "と続く" ホールド・ミー・イン・ユア・アームズ "をPWLと組むものの、続く
2枚のアルバムはPWLと訣別して別のプロダクツから発表、新しいスタイルづくりに成功したが、ヒット
に恵まれたとはいいがたかった
90年代中期に入ってからは、アーティスト活動を停止することになるが、2002年に復活
∈ Donna Summer( ドナ・サマー )∋
70年代のディスコ・サウンドを生んだ最大にして最強のディーヴァの彼女がPWLのサウンド自体に大きな
影響をもたらしたことに疑いの余地はない
80年代に入ってからさまざまなプロデューサーを起用した彼女、89年の" アナザー・プレイス・アンド
タイム "でストック / エイキントン / ウォーターマンに全面プロデュースを依頼、70年代ディスコの再来
と思わせるような大ヒットを次々に放った
ファースト・シングルとなった" イッツ・フォー・リアル "、アメリカでは7位、イギリスでは3位まで
上昇しゴールド・ディスクにも輝いた
∈ Sinitta( シニータ )∋
シニータはアメリカ・シアトル生まれ、母親がユーロ・ビート・クィーンとして絶大な人気を博したミケル
ブラウン、叔母がディスコ・ディーバーのエイミー・スチュアートという音楽一家の出だ
" G.T.O. "はユーロ・ビートやその前の呼称であるハイエナジー・ディスコを代弁するようなディスコ・
ポップ・クィーンのシニータの代表曲だ
" トイ・ボーイ "に続くPWLのコラボレーション第2弾としてリリースされ、87年末から翌年にかけて
大ヒット、全米では15位をマークしている
∈ Jigsaw( ジグソー )∋
PWLのメイン・プロデューサーはストック / エイキントン / ウォーターマンだが、彼らを囲む形でフィル・
ハーディング、イアン・カーナウ、ピート・ハモンドらさまざまなプロデューサーやミキサーが活躍した
ことが音楽的なクオリティを高めた
この" スカイ・ハイ "もミックス・マスターとリスペクトされたピート・ハモンドによる伝説のサウンドの
ひとつで、89年にLIBIDOレコードからリリースされた
70年代に活躍したイギリスのポップ・バンド、ジグソーの最大のヒット曲である
このナンバーは、75年全英9位、全米3位にランク、日本ではプロレスラー、ミル・マスカラスのテーマ・
ソングとして親しまれた
∈ Samantha Fox( サマンサ・フォックス )∋
80年代を代表するポップ・クィーン、サマンサは16歳でイギリスのデイリー・サンのトップ・モデルとして
注目されたのをきっかけに、ジャイヴ・レコードと契約
86年発表したデビュー曲" タッチ・ミー "を大ヒットさせて人気者となった
89年にスマッシュ・ヒットを記録した" 二人だけのデート "は、PWLの特色のひとつであるカバーもので
ダスティ・スプリングフィールドやベイ・シティ・ローラーズ、ニコレット・ラーソンなどが過去にヒット
させているポップ・クラシックのリメイクもの
DISCO FINE-PWL HITS and Super Euro Trax-
- アーティスト: オムニバス,シニータ,サマンサ・フォックス,ヘイゼル・ディーン,リック・アストリー,カイリー・ミノーグ,メラ,マイケル・フォーチュナティ,タコ,クー・クー
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2003/07/23
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