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Ultimate Music Album - 極 -


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Eagles - Eagles:イーグルス・ファースト -

1972年リリースのデビュー作
カントリー、ブルーグラスをベースにした爽やかなサウンド

 

グレン・フライは同じくデトロイト出身のJ.D.サウザーと1969年にロング・ブランチ・ペニーホイッスル

という名のユニットでデビューした

当時グレン・フライが住んでいたアパートにはJ.D.サウザージャクソン・ブラウンも住んでいた

1970年代に入りグレン・フライリンダ・ロンシュタットのツアー・バンドの一員になる機会を得た

そこで出会ったのがドン・ヘンリーランディ・マイズナー、そしてバーニー・リードン…イーグルス

メンバーである

ジャクソン・ブラウンにはバンド入りは断られたが、その代りにほとんど完成していた" テイク・イット・

イージー "をもらいグレン・フライ自身が加筆しでき上がった…やり手である

このイーグルスのファースト・アルバムはドゥービー・ブラザーズと並び評される70年代のアメリカン

ビッグ・バンドの出発点という記念碑的な意味だけでなく、音楽的にも本当に素晴らしい仕上がりである

 

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§ Recorded Music §
1 Take it Easy - テイク・イット・イージー
2 Witchy Woman - 魔女のささやき
3 Chug All Night - チャグ・オール・ナイト
4 Most of Us Are Sad - 悲しみの我等
5 Nightingale - ナイチンゲールの歌
6 Train Leaves Here This Morning - 今朝発つ列車
7 Take the Devil - テイク・ザ・デヴィル
8 Earlybird - 早起き鳥
9 Peaceful Easy Feeling - ピースフル・イージー・フィーリング
10 Tryin' - トライイン

§ Band Member §
Glenn Fley - グレン・フライ( Vo,G )
Don Henley - ドン・ヘンリー( Vo,Ds )
Bernie Leadon - バーニー・レドン( Vo,G )
Randy Meisner - ランディ・マイズナー( Vo,B )

 

 

 

 

1971年、リンダ・ロンシュタットのアルバム" リンダ・ロンシュタット "のレコーディング・メンバー

彼女のツアー・バンドとして集められたミュージシャンたちはバンドを結成し、イーグルスと名乗った

バンドはデヴィッド・ゲフィンのアサイラム・レコードと契約し、グリン・ジョンズがグレン・フライ

よってプロデューサーに選ばれた

レコーディングは1972年2月、ロンドンのオリンピック・スタジオで2週間かけ行われた

ただし、" ナイチンゲールの歌 "のみロサンゼルスのウォーリー・ハイダー・スタジオで再録音された

先にシングルとして発売されたグレン・フライジャクソン・ブラウンの共作" テイク・イット・

イージー "がヒット、アルバムは1972年6月1日に発売される

 

 

Witchy Woman

Witchy Woman

  • provided courtesy of iTunes
 

 

彼らのテーマ曲であり、ウェスト・コースト・ロックを代表する名曲でもある" テイク・イット・

イージー "で幕を開ける本作は、爽やかなカントリー・ロックという印象の作品である

先に挙げた" テイク・イット・イージー "は疾走感あふれる曲で、曲後半のバーニー・リードンの弾く

バンジョーがいい味を出している

ジャクソン・ブラウンとの共作ということからわかるように、" 運命に翻弄されるな、心配せずに気楽に

行こう "と前向きな歌詞が素晴らしい名曲となっている

続く" 魔女のささやき "はドン・ヘンリーの枯れたヴォーカルとサビのハーモニーが印象的なムーディな曲

で、イーグルスがただのロック・バンドでないことを感じさせる

スローなカントリー・バラード" 悲しみの我等 "、バーニー・リードンが歌う" 今朝発つ列車 "などとても

リラックスして聴ける曲が多いのも本作の魅力である

シングル・カットされた" ピースフル・イージー・フィーリング "も初期の名曲

 

グレン・フライジャクソン・ブラウンの共作である超有名曲でスタートし、ジャクソン・ブラウン

ドゥービー・ブラザーズとともに70年代にウェスト・コースト・サウンドに爽やかな新風をもたらした

イーグルスのデビュー作にして佳曲、カントリー調の曲( ④ ⑥ ⑧ )が流石に3作目以降の作品より

目立つが、意外にロンドン録音でグリン・ジョンズがプロデュース、その成果エレクトリック・ロック色

の濃い曲( ③ ⑩ )も本作から含まれているし、" 魔女のささやき "( リンダ・ロンシュタットを念頭に

置いた曲? )は後のロック路線の基調になっている

タイトル曲のほかに" ピースフル・イージー・フィーリング "を含む2曲がバンド・メンバー以外の作った

曲で、後の作品のようにオリジナルで固めているわけではなく、特に本作ではドン・ヘンリーは" 魔女の

ささやき "をバーニー・リードンと共作しているだけ、リード・ヴォーカルもグレン・フライとドン・

ヘンリー以外がとる曲が後の作品より多く、グレンとドンがリードしていく体制は本作では確立されて

いない…民主的にバンドが運営されていたということだである

 

Eagles

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