2015年に発表されたAnderson Ponty Bandのデビュー・アルバム
プログレッシブ・ロック・ファン注目の内容
伝説的な英国出身のプログレッシブ・ロック・バンド、イエスの元ヴォーカリスト、ジョン・
アンダーソンと、フランス出身の伝説的なジャズ・ヴァイオリニスト、ジャン=リュック・ポンティが
結成した新バンド、アンダーソン・ポンティ・バンド初のアルバムで、本作はライヴ作品ながらも
バンド名義の初アルバムであり、" ロンリー・ハート "や" ラウンドアバウト "など、ジョンがイエス
時代に残した歴史的名曲のほか、バンドとして書き下ろしたオリジナル曲、さらにジャン=リュック
ポンティの代表曲まで収録されている

§ Recorded Music §
1 Intro - イントロダクション
2 One in the Rhythm of Hope - 希望へのリズム
3 A For Aria - 静寂のアリア
4 Owner of a Lonely Heart - ロンリー・ハート
5 Listening with Me - 抒情の時
6 Time and a Word - 時間と言葉
7 Infinite Mirage - 永遠のミラージュ
8 Soul Eternal - ソウル・エターナル
9 Wonderous Stories - 不思議なお話を
10 And You and I - 同志
11 Renassance of the Sun - 太陽への回帰
12 Roundbout - ラウンドアバウト
13 I See You Messenger - 愛の使者
14 New New World - 新世界
§ Band Member §
Jean=Luc Ponty - ジャン=リュック・ポンティ( Vio )
Jon Anderson - ジョン・アンダーソン( Vo )
Jamie Glaser - ジェイミー・ダンラップ( G )
Wally Minko - ウォーリー・ミンコ( Key )
Baron Browne - バロン・ブラウン( B )
Rayford Griffin - レイフォード・グリフィン( Ds )
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プログレ界の異種格闘技マイスター、ジョン・アンダーソンとジャズ、フュージョン界のプログレ・
マイスター、ジャン=リュック・ポンティによるありそうでなかったコラボ作品
イエスの曲やポンティの曲が、なかなかステキなアレンジで生まれ変わっていて、なおかつ新しい歌詞や
メロディが付き新しい作品に仕上がっている
ジョンの声も少しハスキーさが増してはいるけど高音も良く出ているし、ポンティのヴァイオリンは
いうまでもなく端正でパワフル、ほかのメンバーもほとんどポンティ・バンドそのままなので最高の
サウンドが楽しめる
どちらかというとフュージョン風味のほうが強い感じだが、個性の塊のようなジョンの声が凄い存在感を
発揮している
ジョン=リュック・ポンティの曲にヴォーカルが入っていて、それが雰囲気を壊しているのではないかと
思っていたが、そんなことはなく、アルバムの内容は基本がライヴ録音だがオーバー・ダビングして
音を重ねて作ってある
曲はイエスの名曲のアレンジ、ポンティの名曲のアレンジ、新たに2人で作った曲となっていて、
" 希望へのリズム "のポンティの曲にはジョンのヴォーカルが編曲で追加されているが、編曲が上手いのか
違和感なく聴くことができるし、アルバム全体としては知っている曲が散りばめられているので最初に
聴いたときから楽しむことができる
ややハスキーに聴こえるジョンのヴォーカルは、アルバムのコンセプトと非常にマッチしていて
面白く感じられる
正直にいえばもう少し新しい音を想像していたが、少々物足りなかったかな…とはいえジョン・
アンダーソンのヴォーカル、ジャン=リュック・ポンティのヴァイオリンの音色も美しい
選曲も、へぇ~と思うような意外な曲がチョイスされていて嬉しい部分もある
2011年にジャン=リュック・ポンティがリターン・トゥ・フォーエヴァーに参加したときも驚いたが
今度は何とあのジョン・アンダーソンとのコラボである…昔からアラン・ホールズワースやダリル・
ステューマといったプログレ畑のミュージシャンとの相性はよかったし、何よりあのフランク・ザッパ
とも共演した強兵である
ここでもジョン・アンダーソンと互角に渡り合っていて、楽曲も各々の過去のレパートリーを持ち寄って
上手に料理している
