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Ultimate Music Album - 極 -


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Earth, Wind & Fire - Spirit:魂 -

Charles Stepneyのプロデュースが冴えわたる
メロウなブギー・チューンが多数収録

 

アース・ウインド&ファイアーという才能集団を導いたプロデューサー、チャールズ・ステップニーが

急逝し、捧げられた1976年おアルバムで、この辺りから少しずつグループの変化が見られ始める

誰でも聴き覚えのある" ゲッタウェイ "が大ヒット・ナンバーだが全体としてバンドのまとまり感があって

どの曲も心地よく聴くことができる

本作が発表された1970年代後半のアフロ・アメリカンたちのアメリカの大地に根を張って生き喜びの

メッセージに心が打たれる

アース・ウインド&ファイアーが単なるディスコ御用達のヒット曲を連発するバンドではなく

アフリ・アメリカンたちの希望をリードしていく精神性、音楽性を併せ持ったスーパー・バンドで

あったことを立証する最高の作品集である

 

§ Recorded Music §
1 Getaway - ゲッタウェイ
2 On Your Face - 心模様
3 Imagination - イマジネイション
4 Spirit - 精霊の詩
5 Saturday Nite - サタディ・ナイト
6 Earth, Wind and Fire - アース・ウインド&ファイアー( 魂のトライアングル )
7 Departure - 出発
8 Biyo - 異次元への飛翔
9 Burnin' Bush - 永遠の炎

§ Band Member §
Maurice White - モーリス・ホワイト( Vo,Ds )
Philip Vaeley - フィリップ・ベイリー( Vo )
Larry Dunn - ラリー・ダン( Key )
Jerry Peters - ジェリー・ピータース( Key )
Verdine White - ヴァーダイン・ホワイト( Vo,B )
Al McKay - アル・マッケイ( G )
Johnny Graham - ジョニー・グラハム( G )
Fred White - フレッド・ホワイト( Ds )
Ralph Johnson - ラルフ・ジョンソン( Ds )

 


 

 

 

" ゲッタウェイ "は、ファンクの傑作曲として有名、モーリス・ホワイトが躍動している

" 心模様 "はリズミカルでファンキーな曲、フィリップ・ベイリーモーリス・ホワイトの掛け合いが見事

" イマジネイション " は全体的に穏やかな曲でフィリップ・ベイリーの高音が艷やかで見事な名バラード

" 精霊の詩 "は、フィリップ・ベイリーが優しく包み込むように高音で歌う名バラード、"サタディ

ナイト "はリズミカルでダンサンブルな曲、モーリス・ホワイト特有の歌声がファンキーに響き渡るし

フィリップ・ベイリーも優しく歌い、ベースがリズムをタイトにしている

" アース・ウインド&ファイアー "は、壮大なスケールの曲でスローなテンポでモーリス・ホワイト

歌声が聴き手を優しく包み込むようだ

 

 

 

 

 

Getaway

Getaway

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" 出発 "はインストゥルメンタル曲、" 異次元への飛翔 "はリズミカルでダンサンブルな曲、ホーン・

セクションとドラムとベースが活躍、途中エレキ・ギターがリードをとったり、ホーンがリードをとる

インストゥルメンタル曲、" 永遠の炎 "は内省的な出だし、次にモーリス・ホワイトがまるで遠くから叫び

その後は、スローなテンポでモーリス・ホワイトが歌う壮大なスケールの曲である

EW&Fが9人の優秀なミュージシャンのユニットとしてもっとも見事に機能した姿を捕らえた作品集が

本作といえるだろう

 

1曲目から聴こえてくる靭やかで、力強く、喜びにあふれたサウンドにリスナーは魅了されざるを

得ないだろう

その心地よさが姿、形を変えながら最後の曲に継続されていくところに圧倒される

オーケストラのように分厚いサウンドに乗った弾力のある靭やかで華麗なリズム、力強くも美しい

ファルセット・ヴォーカルも見事な相乗効果である

一番脂ののっていた時期といわれるだけあって全体的に歌モノで、かなりポップよりでこれぞアース・

ウインド&ファイアーって感じの良質な楽曲群が詰まったアルバムになっている

ただ、どの曲も良質だが、飛び抜けた天才曲はない感じ…" ゲッタウェイ "はかなりいいと思うが

" 異次元への飛翔 "は趣きが違ってファンキーなインストになっている

EW&Fのアルバムを集めていくなら最初ではないけど、いつかは買いたいといったところか