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Ultimate Music Album - 極 -


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Butchering The Beatles - ブッチャリング・ザ・ビートルズ~ヘッドバッシング -

ハード・ロック / ヘヴィ・メタルビートルズのトリビュート・アルバム

 

キッスなどで知られるプロデューサーのボブ・キューブリックが企画した作品で、主にハード・ロック

ヘヴィー・メタル界のミュージシャンが50名ほど参加

ジャケットも、通称" ブッチャー・カバー "と呼ばれるビートルズの" イエスタディ・アンド・トゥディ "

のオリジナル・ジャケットをモチーフにしたものが採用された

トリビュートといえば原曲に対してリスペクトの意を込めて完全コピーするパターンや、自分たちの

音楽性で原曲を飲み込み自分たちのオリジナルへと昇華させるパターンがあるが、このアルバムの意義は

まさに後者の方である

ビートルズの楽曲の力強さにHM/HR軍団が振り回されているような感じもするが、演奏者すべてが

楽しそうにプレイしている、そんな空気が伝わってくる

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§ Recorded Music §
1 Hey Bulldog : Alice Cooper,Steve Vai…etc
   ヘイ・ブルドッグ : アリス・クーパースティーヴ・ヴァイ…etc
2 Back in the USSR : Lemmy Kilmister,John5,Eric Singer
   バック・イン・ザ・USSR : レミー・キルミスター、ジョン5、エリック・シンガー
3 Lucy in the Sky with Diamonds : Geoff Tate,Michael Wilton…etc
   ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド : ジェフ・テイト、マイケル・ウィルトン…etc
4 Tommorrow Never Knows : Billi Idol,Steve Stevens…etc
   トゥモロー・ネヴァー・ノウズ : ビリー・アイドル、スティーヴ・スティヴンス…etc
5 Magical Mystery Tour : Jeff Scott Soto,Yngwie Malmsteen…etc
   マジカル・ミステリー・ツアー : ジェフ・スコット・ソートイングヴェイ・マルムスティーン…etc
6 Revolution : Billy Gibbons,Steve Porcaro…etc
   レヴォリューション : ビリー・ギボンズ、スティーヴ・ポーカロ…etc
7 Day Tripper : Jack Blades,Tommy Shaw…etc
   ディ・トリッパー : ジャック・ブレイズ、トミー・ショウ…etc
8 I Feel Fine : John Bush,Stephen Carpenter…etc
   アイ・フィール・ファイン : ジョン・ブッシュ、ステファン・カーペンター…etc
9 Taxman : Doug Pinnick,Steve Lukather…etc
   タックスマン : ダグ・ピニック、スティーヴ・ルカサー…etc
10 I Saw Her Standing There : John Corabi,Phil Campbell…etc
     アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア : ジョン・コラビ、フィル・キャンベル…etc
11 Hey Jude : Tim 'Ripper' Owens,George Lynch…etc
     ヘイ・ジュード : ティム・リパー・オーウェンス、ジョージ・リンチ…etc
12 Drive My Car : Kip Winger,Aynsley Dunber…etc
     ドライヴ・マイ・カー : キップ・ウィンガー、エインズレー・ダンバー…etc

 

Butchering the Beatles: A Headbashing Tribute

Butchering the Beatles: A Headbashing Tribute

 

 

ハード・ロック/ヘヴィ・メタル界のアーティストにビートルズの曲をカバーさせて1枚のオムニバス

アルバムを作ろうという単純なコンセプトから生まれた

グロテスクなジャケットが印象的だが上述したように、これはこの有名な" ブッチャー・カバー "の

完全なパロディ・ジャケット

ブッチャー…" 肉屋 " " 屠殺人 "の意味で、白衣を着たビートルズの4人がバラバラになった赤ちゃんの

人形と肉片を持って笑っているという…まぁ、気色悪いジャケットだったのでクレーム殺到、発売後

すぐに回収されるという曰くつきのアルバムである

ビートルズの中でも、ヘヴィな曲を題材にして原曲に忠実なアレンジで、隙きあらば弾きまくるという

ヘヴィ・メタル・ギタリストたちの共演が楽しめる

 

Hey Jude

Hey Jude

  • provided courtesy of iTunes
 

 

アリス・クーパーの歌う" ヘイ・ブルドッグ "ではスティーヴ・ヴァイのギター・テクニックが聴きもので

" バック・イン・ザ・USSR "はレミー・キルミスターのしゃがれたヴォーカルがいい味を出している

イングヴェイ・マルムスティーンの速弾き全開の" マジカル・ミステリー・ツアー "だが、いくら彼が

壊しにかかってもびくともしないビートルズの楽曲の力強さと懐の深さが浮き彫りになっている

" ドライヴ・マイ・カー "などはキップ・ウィンガーのヴォーカルが不思議なグルーヴ感を生み出し

パワフルなビートと相まってアルバムのラストに相応しいナンバーになっていて、ヘヴィ・メタルという

よりは" ハード・ロック・ギター・トリビュート・トゥ・ザ・ビートルズ "といえるが、" ビートルズ

曲 "として期待をすると失敗する恐れあり

 

ハイ、失敗しました_orz
そうそうたるミュージシャンなんですけど…ダメだった( テクニックはスゴイ )