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QUEEN - Greatest Hits Ⅱ:グレイテスト・ヒッツ Vol.2 -

フレディ・マーキュリーが他界する1ヶ月前に発売
フレディの遺作ともいえるアルバム

 

クィーンのサウンドは1980年を境にガラリと変わった…時を同じくして世の中の流れも" アナログから

ディジタルへ " " 重厚長大から軽薄短小へ "と一変し、クィーン・サウンドの変化も一言で表せば

" ディジタル化 "となっていった

クィーンの歴史を前記、後期と2つに分けるならば、1980年の第8作" ザ・ゲーム "以降を後期と考えて

いいだろう

このアルバム" グレイテスト・ヒッツVol.2 "は、後期クィーン・サウンドの枠が集められているのだが

発売日の関係で" ザ・ゲーム "の作品は、1作目の" グレイテスト・ヒッツ "に入っている

このアルバムには第10作" ホット・スペース "から第14作" イニュエンドウ "までの作品が収録されている

 

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§ Recorded Music §
1 A Kind of Magic - カインド・オブ・マジック
2 Under Pressure - アンダー・プレッシャー
3 Radio Ga Ga - レディオ・ガ・ガ
4 I Want it All - アイ・ウォント・イット・オール
5 I Want to Break Free - ブレイク・フリー( 自由への旅立ち )
6 Innuendo - イニュエンドウ
7 It's a Hard Life - 永遠の誓い
8 Breakthru - ブレイクスルー
9 Who Wants to Live Forever - リヴ・フォーエヴァ
10 Headlong - ヘッドロング
11 The Miracle - ザ・ミラク
12 I'm Going Slighly Mad - 狂気への序曲
13 The Invisible Man - インヴィジブル・マン
14 Hammer to Fall - ハマー・トゥ・フォール
15 Friends Will Be Friends - 心の絆
16 The Show Must Go on - ショウ・マスト・ゴー・オン
17 One Vision - ONE VISION - ひとつだけの世界 -

§ Band Member §
Freddie Mercury - フレディ・マーキュリー( Vo,Piano )
Brian May - ブライアン・メイ( G )
John Deacon - ジョン・ディーコン( B )
Roger Taylor - ロジャー・テイラー( Ds )

 

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前期と後期では、どこが違うのか…

クィーンの4人…フレディは強く鋭い声の持ち主で、抜群の表現力でどんな曲も歌いこなせるヴォーカ

リスト、しかもほかのロック・アーティストとは全く違う発想のメロディを書く傑出した作曲家であった

ことは忘れてはならない

ブライアン・メイは、手製のエレキ・ギター" レッド・スペシャル "から繰り出す多彩なサウンドが武器で

クィーン・サウンドの要、ロジャー・テイラー聖歌隊で鍛えたハイ・トーンのハスキー・ヴォイスで

コーラスの中心的存在であるし、ジョン・ディーコンは堅実なベース・プレイもさることながら

" 地獄への道づれ "などを作曲した抜群のポップ・センスも見逃せない

4人ともに作詞・作曲をこなし、全員がシングル・ヒットを飛ばすという高いレベルにあったことは

特筆に値するだろう

 

 

The Show Must Go On

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クィーンは1973年のデビュー以来、レッド・ツェッペリンザ・フーといった60年代に登場した

ブリティッシュ・ハードロックを引き継いでいた

そしてハード・ロックを基本にしながら、さまざまな面で独自性を加えクラシカルなメロディ、ファンタ

ジックな歌詞、組曲風のドラマティックな構成、分厚いコーラス、荘厳なギター、オーケストレーション

その一貫した美学は、オペラをロックに導入した" ボヘミアン・ラプソディ "で頂点に達した

しかし、1980年の" ザ・ゲーム "で大変身する

ギター・オーケストレーションや肉声のコーラスだけで音の壁を構築し、シンセサイザーを使わないこと

を誇りにしていた彼らが、" シンセサイザーを初めて使った "と宣言し、ブラック・ミュージック、テクノ

ポップ、ディスコなどの要素を大胆に取り入れたのだ

その象徴がブラック・チャートをも席巻した" 地獄への道づれ "である

 

後期のアルバムには" ザ・ゲーム "の延長として、シンセサイザー、コンピューターなどエレクトロニクス

を駆使して、どちらかといえばシングル向きのポップな作品が多く収録されていた

そうした軽い感じのナンバーをライヴでは一転して極めてヘヴィに、ワイルドに演奏してみせると

いうのが80年代半ばの醍醐味でもあったのだ

ところが、後期の作品を集めたこのアルバムを通して聴いてみると、その軽さは感じられない

シングル・カットされた曲の中でも、特に前期の作品に通じるクィーンらしいナンバーばかりが意図的に

集められているようだ

特に" ショウ・マスト・ゴー・オン "など" イニュエンドウ "からのナンバーは、フレディが病と闘い

ながらレコーディングした遺作だけに、軽さは微塵もなく初期のような創造のエネルギーがほとばしって

いる…80年代ポップスの影響が強く、クィーンらしさの薄い曲といえば" インヴィジブル・マン "くらい

だろうか

後期はこうしてシングル・ヒットを取り出しても過不足なく楽しめるし、後期のサウンドを手軽に知る

には好適の1枚といえる

 

Greatest Hits 2

Greatest Hits 2