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Ultimate Music Album - 極 -


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USA for AFRICA - We Are the World:ウィー・アー・ザ・ワールド -

USA for AFRICA…United Support of Artists for AFRICA
アフリカ飢餓救済チャリティ・レコード

 

すべては、スポークスマンを務めていたハリー・ベラフォンテの行動から始まった

彼は当時を振り返ってこう述べている


「 私は、アフリカの現状を伝える映画を観て大きなショックを受けました そこに映し出された状態は

実に悲惨なものでした その日以来、私は眠れない夜が続き仕事にも身が入らず、ずっとひとつのこと

ばかりを考えていました つまり" 何かアフリカの人々のために役立つ方法はないだろうか "と…そんな

ときイギリスの『 バンド・エイド 』を知ったのです そこで真剣に思ったのです " 彼らは人間としての

同士愛でこれをやっている なぜここ( アメリカ )ではそれができないんだ? " 」

 

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We Are The World

We Are The World

 

 

 

まず、ハリーはクリスマス休暇中のケン・クレイガンを訪ねる

ライオネル・リッチーケニー・ロジャースのマネージャーであるクレイガンは、その場でライオネル・

リッチーに連絡をとった

ライオネル・リッチーもまた、アフリカの飢餓救済のために行動を起こそうとしていた人のひとり…

リッチーは、レコーディング・プロデューサーのクインシー・ジョーンズに電話で参加を呼びかけ

ジョーンズはマイケル・ジャクソンにアイディアとしてリッチーと共作で曲を作らないかと提案する

答えは述べるまでもない

こうしてハリー・ベラフォンテライオネル・リッチーマイケル・ジャクソンの3人のアーティストの

核が生まれ、3人の依頼でケン・クレイガンはイベント・プロデューサーとして任務を引き受け、ほかの

アーティストへの呼びかけに着手した…この間わずか数日のことだった

 

 

 

ベーシックな演奏の録音が、ケニー・ロジャースの所有するライオンシェア・スタジオで行われる

参加アーティストはマイケル・ボディッカー(Key)、グレッグ・フィリンゲインズ(Key)、ルイス・

ジョンソン(B)、ジョン・ロビンソン(Ds )、スティーヴ・ポーカロ(Key)、デヴィッド・ペイチ(Key)の6人

そして歴史的なヴォーカル・セッションのレコーディングが行われる

それまでの呼びかけに応えて、ロサンゼルスのA&Mスタジオに一堂に会したスーパー・スターたち45人

何人かのアーティストは『 アメリカン・ミュージック・アワード 』のTV中継終了後に駆けつけ、

イギリスからは、あの" バンド・エイド "の発起人であるボブ・ゲドルフが飛行機で参加した

クインシー・ジョーンズの意見で、45人のアーティストが全員でユニゾンとハーモニーのパートを録音

コーラスの間のソロ・ヴォーカル録音は約20人のアーティストによって行われ、レコーディングが終了

ここに" We Are the World / USA for AFRICA "が完成した

 

発起人であるライオネル・リッチーは、この直後にこうコメントしている

「 この夜の最もシリアスなテーマは、歌詞の中でみられる" そこでは人々が死んでいっている… "という

ことです それに対して、昨日からここに集まった全員のアーティストが確かに" 何かをやった "のです 」

では、" 何か "とは何か…いろいろな価値観から、おのずと答えは違ってくる

が、" USA for AFRICA "の考えは…

重要なのは" 答えを考える "ことではなく" 行動する "ことにあった

このアルバムは紛れもなくその行動の集積、そしてその価値を認めたあなたこそが、今回のチャリティー

の" 行動者 "だと

アフリカを救うために結成されたグループ" United Support of Artists for AFRICA "の歌う" We Are the

World "これはひとつのメッセージだった

一人一人が、この言葉の持つ意味の重さを充分に感じてくれることを祈ってやまないと

 

マーティ・ロゴルが代表を務めた" USA for AFRICA基金 "は、貴重なチャリティーをアフリカの飢餓に

苦しむ同胞のため迅速かつ有効に役立てること、そしてその報告を行うことをここに誓うと語っていた

" We Are the World "それは、すべての障害を乗り越えて、いつの時代でも真実ではならない尊い

テーゼである